
Dr.OKAZAK I
presents.
1978年 愛知学院大学歯学部卒業 同年大阪大学歯学部小児歯科を経て
1984年~2014年 岡山大学歯学部小児歯科 講師(歯学博士 岡山大学)
2013年〜 国立モンゴル医学・科学大学 客員教授
2018年4月~2020年3月 岡山大学病院 スペシャルニーズ歯科センター 診療講師
専門:小児歯科・障がい児歯科・健康教育
所属学会等:日本小児歯科学会:指導医
日本障害者歯科学会:認定医 評議員
日本口腔衛生学会:認定医
禁煙科学会:学術委員,
国際歯科学士会(ICD)会員
I’m a paragraph. Double click me or click Edit Text, it's easy.
scroll
小児歯科医療の達人

ごあいさつ
専門は小児歯科であるが、障がいを持つ子どもを中心として診療している。治療終了時には、子どもを笑顔で帰すこと。
すなわち「子どもの心に貯金をする」という理念の基に診療を行っている。
“口は食物が入る最初の場所であるから、食物が代われば最初に変わるのは口”だという視点から口腔疾患を捉えている。
さらには、頭の毛の先から足の裏
さらには恐竜から宇宙にまで守備範囲を広げて、口との関わり合いについて調べることが趣味である。本人は“博学”のつもりであるが,周りからは“雑学”の域を出ていないと言われている。
なかでも動物の歯に関しては詳しく、日本各地の動物園や水族館から問い合わせが来るので往診にも出かけている。
おかげで最近は年に数回は「どこの教育学部出身ですか?」と尋ねられる。
某有名男性コミック誌(ひよっこ○料理人 ビックコミック○ジナル)に登場する歯科医師のモデルでもある。
ネタ探しの参考図書は自宅にあり、屋根裏に巨大書庫を作ったが、床が抜けないかひそかに心配している。
“楽しい”ことが創造性の原点だと思い、いかにして楽しく仕事をし、“自分の仕事と趣味を一致”させることができるかを追求している。
最近の低金利時代、銀行に貯金(投資)をするより、自分の将来に対して投資をした方が、利息が大きいのでは…と密かに思っている。

私の診療哲学
子どもだから・・ではなく、
子どもだからこそ・・
“小児歯科”というと,“子どもが泣いて・暴れてたいへんでしょう・・・!”
”あんなに泣かれて腹が立ちませんか・・・・?”と言われます。
でも,自分が下手だから子どもが泣いたのだ!”と考えるようにしています。
こう考えると,泣かさないための工夫が必要ですし,それを考えることが自分の臨床の向上につながると思っています。
ところで最近やっと,子どもにどれだけ泣かれようと,まったく平気になりました。
この境地に立つまで20年もかかってしまいました。
「もうちょっと,ジーッとしてくれたら・・,もうちょっと,大きな口を開けてくれたら・・・・やりやすいのにな・・・。それなのに(子どもが)動いた・・,だから失敗した・・・・などと考えてしまうと,腹が立ってしまいます。
一小児歯科医の私でも,このように思うのですから,他の先生はさぞかしたいへんでしょう。
多くの先生は,ジーッとしてくれない子どもは,悪者にしがちです。
でも子どもを悪者にすると,その子はいつのまにか来てくれない患者さんになってしまいます。
乳歯と永久歯のむし歯は,強い相関関係があります。 だから,乳歯のむし歯を単に削ってつめるだけでは,永久歯の健康は獲得できません。
乳歯を治療した後は,定期健診を行うことで,口の中の状態を変化させ始めて可能となります。
だからこそ、いつまでも来ていただけるような関係が大切なのです。
だから私は,どんなに泣いても大暴れしても,“悪いのはむし歯だ!むし歯を作った背景だ!”と思うようにしています。こう考えると,絶対腹が立ちません。
ところで“患者さん”の“患”の字は,“心に串を刺す。”と書くでしょう。
この串を上手に抜いてあげるのが,私たちの役割だと思っています。
私は,むし歯だらけの乳歯を診るたびに,
この子の将来の口の中をイメージするようにしています。

