top of page

生きる力を育む幼児期の食育

執筆者の写真: Eat Right 良食検定Eat Right 良食検定

いよいよ離乳食がスタートし、一緒に食卓を囲むことで、周囲の真似をし始めます。


上手に口に運べなくても食べようとしたり、コップを持って飲もうとしたり。


月齢を追うごとに何かと「じぶんで!」と、自分でやりたがるようになります。


こうして 食卓を通じて、赤ちゃんから幼児へと成長していきます。



そして、やってあげようと手を出すと嫌がるようにな ります。


こうして「いやいや」が増えるほどに親は「大変」と思い始めることでしょう。


これを「イヤイヤ期」「第一次反抗期」「terrible two(魔の2歳児)」とも呼ばれ、世界共通の認識です。


これは、子どもにとって大切な成長過程。


この時期の子どもの “やりたがり”や好奇心、自己主張を思う存分発揮させる場がとても大切です。その場に最も適しているのが食卓です。



食卓は最高の育児、しつけの場


私自身も子育てを振り返ると、我が息子のこの時期は、息子の思いのままに自分で食べられるように、テーブルの下にはビニールシートを敷いていました。本人はというと、顔も手も服もベトベ ト。食後は即効バスルームへ連れて行っていました。親は、床拭きなどの後始末に追われ、とっては壮絶な食卓だったかもしれません(笑)


しかし、一人で食べられたことを褒めると、大満足の笑顔。達成感あふれたこの笑顔に救われたものです。食べることが楽しい!そんな気持ちも育まれていたんだと思います。



ちなみに、上の娘の同時期は、ビニールシートなどを敷く必要もなく、上手にお口へ運び、テーブル周りは綺麗なものでした。こんなにも違うのか?!と驚くばかりでしたが、同じ月齢でも子どもによって全然違うことが分かります。このことからも、よその子と比べ、焦ったり、得意気になるものではないことがわかります。



ヘルプとサポートの違い


親の「エゴ(邪魔)」がなければ、子どもの「自立の芽」はぐんぐんと育ちます。


ここで大切なことは、似てるようで異なるヘルプとサポートの違いです。


「エゴ(邪魔)」とは、食卓や身の回りを汚したくないからと、食べさせたり、時間がないから、早く食べて欲しいからと、食べさせたりすること。このように親の都合(エゴ)でヘルプすることです。これが、自立の芽の成長を狂わせてしまいます。


また「食べやすく」と小さくカットし過ぎることも過保護や過干渉につながるだけではなく、お口の機能の発達の邪魔にもなります。



この時期に必要なことはサポート。


「サポート」とは、 子どものやりたいこと、好奇心を発揮させるための環境を整えることです。



はじめは手づかみで、次にスプーンを持って、そして、お箸を持って「食べる」。このトライを繰り返して、子どもは成長していきます。


これが幼児期の食育であり、eatrightです。



最良の幼児教育は歯に良い食べ方


人は、1日に3回(幼児期は4回)、年間1000回以上、食べる行為を行います。


これは最も身近な幼児教育のチャンス。おうちでの食卓で心も身体も、そして生きる力を育む機会です。


正しい姿勢で食べているか?よく噛んで食べているか?離乳食を細く切り過ぎていないか? ヘルプし過ぎていないか?食べたら歯をきれいにする習慣はできているか?など、これらは口腔内を見ればわかります。歯列は食生活を映し出す鏡です。赤ちゃんから歯医者さんへ定期検診へ通うことの大切さがわかりますよね。



閲覧数:5回0件のコメント

最新記事

すべて表示

Comments


bottom of page